BLOG

【Road to 日比谷野音 Vol.2】スギム流社交術 その1

クリトリック・リスを始めたのが36歳の時で、それまで一切音楽活動という物をした事がなかった。

最初の数年はサラリーマンしながら休日の遊び感覚でやっていたので、ライブの本数も少なかった。仕事を辞めてからは、平日のツアーも組めるようになって一気にライブが増えた。

アマチュアのミュージシャンを集めたブッキング・イベント中心だったのが、小さなフェスにも出してもらえるようになり、次第にセミプロ、プロの人達との対バンも増えていった。

テレビに出てる人、野外フェスのトリを務めるような人、昔からファンでCDを全部持ってるような人とも出会えるように。

実は 僕、凄いミーハーなんすよ。
有名人や芸能人が大好き!

けど、相手がミュージシャンなら、出会っても舞い上がる気持ちを抑えて、あえて冷静に振る舞うようにしてる。「うす、クリトリック・リっ す!」みたいな。

「うわー、昔から ファンだったんです。握手してくださぁい❤」なんて絶対に言わない。

何故なら、ファンと認識されちゃえば、同じミュージシャンとして対等な関係を築けないすか! 「ファンです」て寄ってくる人なんて山程居るでしょうし、そういう人達をいちいち覚えてくれるはずがない。

だから僕は、楽屋や打ち上げで、じっくり話せる機会を得れば、あえて挑発的な事を言ったり、反対意見を言ったりする。その後、ちゃんと大好きなその人に関する知識を使ってフォローするの。そうすれば、その人の記憶に必ず残る。

対バンのチャンスも増えますがな。